交野病院で脊髄脊椎疾患を専門に最先端のチーム医療を提供しています。
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センター長よりご挨拶

「誠実で信頼される良質な医療」

寳子丸 稔(ほうしまる みのる)

寳子丸 稔(ほうしまる みのる)

  • 広島県生まれ
  • 昭和56年京都大学医学部卒業し京都大学脳神経外科に入局
  • 昭和63年から京都大学脳神経外科助手
  • 平成3年から平成5年までUCSDに留学
  • 平成8年から京都大学脳神経外科講師
  • 平成11年より大津市民病院脳神経外科診療部長
  • 平成25年より信愛会脊椎脊髄センター長
  • 平成27年5月より交野病院副院長兼務
  • 平成28年4月より交野病院院長兼務
主な資格
京都大学臨床教授 高知大学臨床教授
日本脳神経外科学会専門医/代議員/NMC誌査読委員
日本脊髄外科学会指導医/脊髄外科誌査読委員
日本脊椎脊髄神経手術手技学会理事
日本脊髄障害医学会評議員
Best Doctors in Japan 2012-2013
Best Doctors in Japan 2014-2015
Best Doctors in Japan 2016-2017
 近年の生活習慣の変化に伴い、腰痛や頸部痛、手足の痛みや痺れ、そして運動障害などを訴えられる方が増加してきています。 これらの症状の多くは脊椎の異常により発生します。 脊椎は脊椎骨と呼ばれる骨が積み重なってできていますが、脊椎の中に存在する脊髄から神経が出現し、神経が脊椎の外に出て身体中に張り巡らされています。 脊椎の異常により、 脊髄や神経が圧迫されると痛みや痺れ、運動障害などが発生します。 信愛会脊椎脊髄センターでは脊椎や脊髄の異常を的確に診断し、外科的な手術を含めた適切な治療法を提供いたします。
 信愛会脊椎脊髄センターは平成25年1月に畷生会脳神経外科病院に設立され、脊椎脊髄疾患の外科的治療を中心に据えて診療を開始いたしました。その後、平成27年5月に 交野病院の新築移転に伴い、交野病院でも診療を開始いたしました。当センターでは、脳神経外科医と整形外科医が協同して、誠実で信頼される良質な医療を提供させていただくことをモットーに診療にあたっております。
 当センターでは、ほとんど全ての脊椎脊髄疾患に対応し、頸椎椎間板ヘルニア、変形性頸椎症、頸部脊柱管狭窄症、後縦靱帯骨化症などの頸椎の病気、黄色靭帯骨化症などの胸椎の病気、 腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などの腰椎の病気に加えて、椎体炎、キアリ奇形、脊髄空洞症、脊髄腫瘍など比較的稀な疾患の治療も行っています。また、また、脊髄損傷、脊椎骨折、 骨粗鬆症性椎体圧迫骨折など救急対応を必要とする疾患に対しても即日に全て受け入れるという方針を堅持しています。
 当センターが施行する手術は、内視鏡や顕微鏡によるヘルニア摘出術から椎弓形成術、脊椎固定術、さらには骨粗鬆症性椎体圧迫骨折に対する経皮的椎体形成術、脊髄腫瘍摘出術まで多岐に わたっていますが、手術の技術を向上させるための努力を常に行っています。頸椎椎弓形成術は当センターで行う最も多い手術ですが、椎弓形成のために挿入する人工骨(セラミック)は独自のものを使用し、 手術を安全に行うための器機の開発を行っています。また、経皮的椎体形成術のライセンスを取得し、椎体圧迫骨折の症例に対して低侵襲な治療を行っています。また、神経や脊髄周囲の手術操作を安全に行うために、 術中の神経モニターを全例で施行するようにしています。さらに、椎体固定術を安全に施行するために、交野病院にはO-armを使用した術中ナビゲーションシステムを導入しています。その結果、当センター全体の 手術件数は、平成25年が379件、平成26年が442件、平成27年が639件と徐々に増加してきています。
社会医療法人信愛会
信愛会脊椎精髄センター
センター長 寳子丸 稔

当センターの治療方針

 当センターの治療に当たっては、適切な診断を行うことが最初の重要なステップと考えています。適切な診断を行うためには、痛みやしびれ、 筋力低下あるいは歩行障害などの症状を的確に把握する必要があります。そのために、最初に外来診察に来られた時に、問診票を お書きいただいています。その後、神経学的な診察を行い、背骨に異常が疑われるかどうか、さらに背骨の異常により脊髄や神経が圧迫されている疑いがないかどうか判断されます。 背骨の異常が疑われる場合には、レントゲン撮影を行います。これにより背骨の異常が診断され、さらに脊髄や神経の圧迫が疑われる場合には、CTあるいはMRIの検査を行います。 場合により両者の検査を行うことにより診断を確定します。
 その後、症状ならびにレントゲン、CTあるいはMRIの検査結果により治療方針を決定いたします。症状が進行性で重篤な場合、あるいはMRIにより症状の進行が 示唆される場合以外には、薬物治療あるいは生活努力による 症状の改善を試みることが良いと思われます。これらの試みがなされても、なお症状が持続し日常生活に支障をきたしておられる方に手術治療 が勧められます。なお、手術治療が何歳まで可能であるかというご質問を良く受けますが、お元気であり骨粗鬆症がひどくなければ、基本的に90歳までは手術可能と考えています。